ベートーヴェン
交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」
指揮:サイモン・ラトル
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(アルト)
カート・ストレイト(テノール)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
バーミンガム市交響楽団合唱団
録音:2002年
ベートーヴェン交響曲全集からの1枚ですが、日本ではこのディスクのみが先行発売され大絶賛を博しました。長年に渡り育て上げたバーミンガム市交響楽団合唱団を配したのも成功因の一つで、この威力が力溢れた演奏に、さらなる厚みを加えています。「合唱団はさすがにラトルの音楽をよく体現しており、発音や音色の変化、心の表出がすばらしい/伴奏のオーケストラともども脂っこい力唱、力奏が目立つ」(レコード芸術2003年5月号・宇野功芳) 「ラトルの鋭い読みとともに、深く豊かな想念が随所にあらわれている。みずみずしい感性による創造的な解釈と演奏である」(同年5月号小石忠男) 人を育て上げ、音楽を大切にしながら、そこに新風を注ぐ。ラトルの神髄のすべてがここにあります。
ラトルのベートーヴェンは過去と未来の両方を志向しています。第九を録音するにあたり、フルトヴェングラーに代表される巨匠の演奏も踏まえつつ、最新の古楽器演奏の研究成果も取り入れています。伝統的なオーケストラであるウィーン・フィルの美質を生かしつつ、ウィーン・フィルにそこまでさせるか?という徹底ぶりも伺えます。まさに、21世紀のベートーヴェンといえるでしょう。
ペートーベンの第九は、CDとLPレコードを併せて30枚ほど持っていますが、どれも新鮮味が無く感動はイマイチでしたが、ベーレン・ライター版の存在を知って、即購入。長年にわたり第九を聴いていますが、原譜忠実主義を貫徹したこの演奏には新しいベートーヴェン解釈が生まれそうです。このCDを聴くことによって、これまで私たちが聴いていた第九は、多分、同音異質の第九ではないかと思います。とにかく理屈抜きで試聴をお薦めします。ラトルの演奏ではベスト5に入るすごい名演です。
国内盤、帯付き、盤面傷無し
開封済みですが新品に近い美品です
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